ホットクックで大人と幼児食(1歳半以降)を一気に作るコツ


ホットクックで大人用の料理と幼児食を一気に作りたい!
薄めの味つけを心掛けながら幼児食と大人ごはんを一気に作るにはどうすればいいの?
今回はそんな悩みを解決します!
結論、塩分濃度0.6%で味付けすれば大人も幼児も同じご飯を食べることができます。
なんだかややこしい…と思った方も安心してください。



一度覚えてしまえば、めちゃくちゃ簡単です!
大人用の料理と幼児食を一気に作る手順
まずはざっくりと大人用の料理と幼児食を一気に作る手順を紹介します!
- 材料を全て切る
- 全材料の重さを量る
- 材料の総重量×塩分濃度0.6%の調味料を入れる
- ホットクックで調理→完成



1つずつ詳しくみていきましょう
材料を全て切る
材料を全て切ります。
幼児分は後でキッチンバサミで細かくするので、通常通り切って大丈夫です。
全材料の重さを量る
切り終えたら、材料を全て内鍋に入れて重さを量っていきます。
材料の総重量を量る際は、
- 量りの上に内鍋を載せる
- ゼロリセットする
- 材料を全て入れて計量する
とスムーズです。




全重量の値は後程必要なのでメモしておきましょう(今回は約1200g)
材料の総重量×塩分濃度0.6%の調味料を入れる
次に材料の総重量×塩分濃度0.6%の調味料を計算します。
塩分濃度0.6%の調味料は下記を参考にしてください。
塩分濃度0.6%の例
塩 | 0.6% |
醤油 | 3.5% |
味噌 | 5.0% |
↑計算&暗記がラクなように、ざっくり塩分濃度0.6%となるよう算出してます。



この値は頻出なのでメモっておくと見返す時に便利ですよ!
計算例:総重量1200gの場合
- 塩:1200✕0.6%=7.2g
- 醤油:1200g×3.5%=42g
- 味噌:1200✕5.0%=60g
計算できたら、調味料を計量します。



入れすぎ防止の為に別皿に調味料を量りとるのがコツ!
参考写真


計量できたら、内鍋に調味料を入れます。
ホットクックで調理
調味料を入れ終えたら、お好みの調理モードに設定し、スタートボタンを押します。
後はキッチンバサミで適度な大きさに切ったら幼児食が完成です!







最初はややこしく感じるかもしれませんが、やってみると非常に簡単なのです!是非やってみてください!
幼児食の味つけを塩分濃度0.6%としている理由
幼児食の味つけを塩分濃度0.6%にするのはなぜだろう?と疑問に思った方は是非読み進めてください。
結論から言うと、下記の3つです。
- 塩分過多を防ぐため(日本人の食事摂取基準2025に対応)
- 子どもも大人も美味しく食べられる味付けに仕上がる
- 実際に我が子が食べてくれる



1つずつ詳しくみていきましょう
塩分過多を防ぐため
幼児食は薄味が基本と言われています。
とはいえ、薄味ってどれくらい?となりますよね。



よく大人の1/3~1/2の味つけと言われたりしますが、我が子は1歳半以降味が薄すぎるのか食いつきが悪くなりました。
そこで参考にするのが日本人の食事摂取基準2025です。



保育園等の給食も日本人の食事摂取基準をベースに作られることが多いです
以下が、私が日本人の食事摂取基準2025を参考にしながら考えた工程です。
日本人の食事摂取基準2025をチェック
男 | 女 | |
1~2歳の塩分摂取目標量 | 3.0g未満 | 2.5g未満 |
男女で塩分摂取目標量に差があるのは、
- 女児はエネルギー必要量が若干少ないこと
- 塩分量算出時に参考にする体重が男児の方が重く、女児の方が軽い
が関係しています。
ただ、正直性別よりも個人差の方が大きいと思うので『女児だから味付けを控えめにしなきゃ…』と思う必要はありません。
(実際5年ごとに改定される食事摂取基準は2020年度版では男女ともに1~2歳は3.0g未満/日でした)



とはいえ心配な方は、一般社団法人母子栄養協会から日本人の食事摂取基準2025年度版の解説がでているのでこちらも参考にしてみてください↓
ということで、なんとなく
- 理想は2.5g未満/日
- 最大でも3.0g未満/日
に抑えた方がよいことがわかりました。
塩分摂取量を1食あたりに直す
1日の目標塩分量がわかったところで、次に1食あたりの目標塩分量を計算していきます。
1日の塩分量の理想は2.5g、最大でも3.0g程に抑えた方がよいので、1日3食の場合
- 理想:2.5÷3=約0.8g
- 最大:3.0÷3=1.0g
で、0.8~1.0g/食が目安と算出できます。
ここで仮に塩分濃度0.6%のおかずを100g食べたとすると、100gのおかずに含まれる塩分は0.6gです。
これにご飯と少しの副菜で、1.0g未満/食はクリアできます。
ざっくりではありますが、塩分濃度0.6%なら子どもが塩分取りすぎを心配する必要はないかなと思います。
幼児も大人も美味しく食べられる味付けに仕上がる
実は塩分濃度0.6%は、大人も美味しく食べられる塩分濃度です。
勝間和代さんのご著書『ラクして おいしく、太らない! 勝間式 超ロジカル料理』を参考にしています。
- 元々は、料理科学研究家の水島弘史シェフが人が美味しいと感じる塩分濃度を0.8%と提唱。
- その値から少し塩分を減らした0.6%に勝間和代さんがアレンジしています。
ということは、いちいち幼児と大人の味つけを分けなくても塩分濃度0.6%で調理すれば、家族みんなが満足できる味になります。



実際に毎日運用するならできるだけシンプルな方がいいですよね。
実際に我が子が食べてくれる
ここまで小難しく説明しましたが、塩分濃度0.6%はあくまで目安です。
0.6%にしている理由の1番の根幹は何より『我が子が食べてくれるから』です。



正直食べてくれないとしんどいし、不安ですよね。
かといって味付けが濃すぎるものは心配で悩ましいところ…
お子さんによって個体差が大きいと思うので、0.6%が絶対!とは言えませんが、悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
まとめ
今回は、幼児食(1歳半以降~)と大人ごはんを同時に作るコツを紹介しました。
めちゃくちゃ正確!というわけではないかもしれませんが、
- 子どもの塩分の取りすぎが心配
- なるべく負担のないやり方で運用したい
という方にはぴったりのやり方かと思います。
よかったら取り入れてみてくださいね!
それではまた!
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