【勝間式×幼児食取り分け】ホットクックで大人と幼児のご飯を一気に作るコツ
ホットクックで大人用の料理と幼児食を一気に作りたい!
薄めの味つけを心掛けながら取り分け法でラクに作るにはどうすればいいの?
今回はそんな悩みを解決します!
結論、
- 幼児食は、『全材料の重量×塩分濃度0.3%』で味付け
- 大人用は、『幼児食取り分け後の残量×塩分濃度0.3%』で味付け
とすれば取り分け法で作れます。
なんだかややこしい…と思った方も安心してください。
一度覚えてしまえば、めちゃくちゃ簡単です!
大人用の料理と幼児食を一気に作る手順
まずはざっくりと大人用の料理と幼児食を一気に作る手順を紹介します!
- 材料を全て切る
- 全材料の重さを量る
- 材料の総重量×塩分濃度0.3%の調味料を入れる
- ホットクックで調理
- 完成後、幼児食を取り分け
- 鍋の残量×塩分濃度0.3%の調味料を計算
- 必要な調味料を足して軽くかき混ぜて完成!
1つずつ詳しくみていきましょう
材料を全て切る
材料を全て切ります。
幼児分は後でキッチンバサミで細かくするので、通常通り切って大丈夫です。
全材料の重さを量る
切り終えたら、材料を全て内鍋に入れて重さを量っていきます。
材料の総重量を量る際は、
- 量りの上に内鍋を載せる
- ゼロリセットする
- 材料を全て入れて計量する
とスムーズです。
全重量の値は後程必要なのでメモしておきましょう(今回は約1200g)
材料の総重量×塩分濃度0.3%の調味料を入れる
次に材料の総重量×塩分濃度0.3%の調味料を計算します。
塩分濃度0.3%の調味料は下記を参考にしてください。
塩分濃度0.3%の例
塩 | 0.3% |
醤油 | 1.8% |
味噌 | 2.5% |
↑計算&暗記がラクなように、ざっくり塩分濃度0.3%となるよう算出してます。
この値は頻出なのでメモっておくと見返す時に便利ですよ!
計算例:総重量1200gの場合
- 塩:1200✕0.3%=3.6g
- 醤油:1200g×1.8%=21.6g
- 味噌:1200✕2.5%=30g
計算できたら、調味料を計量します。
入れすぎ防止の為に別皿に調味料を量りとるのがコツ!
参考写真
計量できたら、内鍋に調味料を入れます。
ホットクックで調理
調味料を入れ終えたら、お好みの調理モードに設定し、スタートボタンを押します。
完成後、幼児食を取り分け
調理が完了したら幼児食を取り分けます。
取り分けのコツ
ざっくりでOKなので、100g単位(細かくしたければ50g単位でもOK)で取り分けると◎
100g単位にするのは、全重量-取り分け量の計算時にラクだから!
メモor暗記できるなら好きな値でOK!
取り分けの際も、内鍋に全材料を入れたときと同じく、
- 量りの上に皿を載せる
- ゼロリセットする
- 取り分け分を計量する
と計量します。
後はキッチンバサミで適度な大きさに切ったら幼児食が完成です!
取り分け量の値は後程必要なのでメモしておきましょう(今回は200g)
鍋の残量×塩分濃度0.3%の調味料を計算
ここからは大人用の味つけをしていきます。
大人用の味つけはとっても簡単!
ズバリ、鍋に残った量×塩分濃度0.3%を計算し、調味料を追加するだけ!
ちなみに、全重量と取り分け量をメモしていたのは鍋の残量を知るため!
用いる値は幼児食の計算で使ったものと同じです。
下記に再掲しておきます。
塩分濃度0.3%の例
塩 | 0.3% |
醤油 | 1.8% |
味噌 | 2.5% |
計算例:鍋の残量1000g(全重量1200g、取り分け量200g)の場合
- 塩:1000✕0.3%=3.0g
- 醤油:1000g×1.8%=18g
- 味噌:1000✕2.5%=25g
計算できたら、調味料を計量します。
ここでも、入れすぎ防止の為に別皿に調味料を量りとるのがコツ!
参考写真
計量できたら、内鍋に調味料を入れます。
軽く混ぜて完成
調味料を溶かすために軽く混ぜます。
追加加熱1分or自分で混ぜるでOKです。
調味料が溶けたら完成!
最初はややこしく感じるかもしれませんが、やってみると非常に簡単なのです!是非やってみてください!
幼児食の味つけを塩分濃度0.3%としている理由
幼児食の味つけを塩分濃度0.3%にするのはなぜだろう?と疑問に思った方は是非読み進めてください。
ざっと理由を紹介すると、
- 塩分過多を防ぐため(日本人の食事摂取基準2025に対応)
- 大人用と同時に作ってもシンプルでわかりやすいため
です。
1つずつ詳しくみていきましょう
塩分過多を防ぐため
幼児食は大人よりも薄味が基本と言われています。
とはいえ、薄味ってどれくらい?となりますよね。
そこで参考にするのが日本人の食事摂取基準2025です。
保育園等の給食も日本人の食事摂取基準をベースに作られることが多いです
以下が、私が日本人の食事摂取基準2025を参考にしながら考えた工程です。
日本人の食事摂取基準2025をチェック
男 | 女 | |
1~2歳の塩分摂取目標量 | 3.0g未満 | 2.5g未満 |
男女で塩分摂取目標量に差があるのは、
- 女児はエネルギー必要量が若干少ないこと
- 塩分量算出時に参考にする体重が男児の方が重く、女児の方が軽い
ためです。
ただ、正直性別というよりも個人差の方が大きいと思うので『女児だから味付けを控えめにしなきゃ…』と思う必要はありません。
(実際5年ごとに改定される食事摂取基準は2020年度版では男女ともに1~2歳は3.0g未満/日でした)
とはいえ心配な方は、一般社団法人母子栄養協会から日本人の食事摂取基準2025年度版の解説がでているのでこちらも参考にしてみてください↓
日本人の食事摂取基準(2025年版)乳幼児での変更点等を解説
ということで、なんとなく
- 理想は2.5g未満/日
- 最大でも3.0g未満/日
に抑えた方がよいことがわかりました。
塩分摂取量を1食あたりに直す
1日の目標塩分量がわかったところで、次に1食あたりの目標塩分量を計算していきます。
1日の塩分量の理想は2.5g、最大でも3.0g程に抑えた方がよいので、1日3食の場合
- 理想:2.5÷3=約0.8g
- 最大:3.0÷3=1.0g
で、0.8~1.0g/食が目安と算出できます。
1品のおかずの塩分量を計算
次は1品あたりの目標塩分量を計算していきます。
1食に平均2品食べると想定すると、1品分の塩分量は
- 理想:0.8÷2=0.4
- 最大:1.0÷2=0.5g
と算出できます。
よって1品の塩分量は0.4~0.5gを目安にします。
と、ここまではあくまで理想論です…!!!
忙しい日々に毎回こんな細かくできないですよね(私はムリです)
大人用と同時に作ってもシンプルでわかりやすいため
- 幼児食の理想は薄味
- 1品0.4~0.5gが目安
はあくまで理想で、実際毎日運用するにはシンプルさが大切です。
そこで登場するのが幼児食を『材料×塩分濃度0.3%』で味つけするという考え方です。
塩分濃度0.3%は
- 大人が美味しいと感じる塩分濃度0.6%のちょうど半分で計算がラク
- 1品0.4~0.5gの目標数値以下になる(下記に補足あり)
と最もベターな数値なんです。
また微量ではありますが、
- 食材に含まれる塩分
- 1~2回のおやつ摂取
も考慮して、大人の半分の0.3%とすれば塩分オーバーにならず安心です。
これが幼児食の塩分濃度を0.3%に設定している理由です。
ここまで色々と説明しましたが、塩分濃度0.3%はあくまで目安です。
私が自分なりに
- 働きながら幼児食を作るのに負担にならない方法
- 大人の食事(我が家は塩分濃度0.6%がベース)も一緒に作れる
を条件にシンプルにできるところはシンプルに計算をしています。
もしかしたらめちゃくちゃ正確!というわけではないかもしれませんが、
- 1~2歳の間は幼児食を薄めで作りたい
- 大人の食事を作る際にさっと取り分ける方法で作りたい
- なるべく負担のないやり方で運用したい
という方にはぴったりのやり方です。
本ブログ内にも多くの幼児食対応レシピを掲載しています。
是非チェックしてみてくださいね!
それではまた!
コメント